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版画と言っても 色々な作り方があり、それぞれに違った持ち味があります。ご自身の好きな作品でお部屋を飾るのが基本ですが、ちょっと技法について勉強しながら、お部屋の雰囲気に合う版画を見つけてみましょう。

●棟方志功、浮世絵版画、千社札。 これらが 木版画の代表的イメージでしょうか?
小学校で さつま芋やリノリューム板(ゴム板みたいの)、中には消しゴムを使ったりして、ハンコ風の版画を作りませんでしたか。 全て凸版印刷の仲間ですが、木版画も同じです。

版の素材には桜や朴の板、シナベニヤなどを使います。 色を着けたい部分を残して、その他の部分を彫刻刀で削ります。 基本的には色の数だけ版を作り、1色ずつ摺り重ねていきます。 白黒一色といった作品は少なくて、10〜15色も摺り重ねた色鮮やかな作品が主流です。

※素材に木の板を使いながら、凹版として凹んだ部分に絵の具を付けて(凸の部分の絵の具を拭き取ってから)プレスして摺る作家もいます。

最大の特徴は 温かみ、自然の素材が織り成す柔らかな色、まさに 癒し系の版画です。 和洋どちらにでも合わせ易いのも木版画。 浮世絵も 額縁やお部屋の雰囲気を工夫すれば、ちょっとお洒落な『和』のくつろぎ、ジャポニズムを演出できます。

●少し前まで年賀状の定番だった「プリントごっこ」の原理と同じです。 版の作り方は反対ですが、謄写版もこの原理です。 元々は粗い絹地に紙を貼って 版を作りました。

絹地の粗い目は絵の具を通します。そこで、色を着けたくない部分に紙を貼り、目をつぶして版を作ります。 版画用紙の上に この版を乗せ、その上から平らな板で絵の具をすりこめば、紙でふさがなかった所に色が着きます。
このように穴から抜けた絵の具で印刷するので、「孔版」ということになります。

※現在は製版するのに、写真製版などの化学的な方法が使われます。

最大の特徴は 色の美しさ。 華やかな色彩が 明るいお部屋やオフィスを演出します。

●リトグラフ(石版画)水と油の反撥作用を応用して刷る平版です。
ん?こう言われても解りませんよね。 基本的には、きれいに平らに磨かれた大理石の上に、クレヨンで絵を描きます。
これを硝酸ゴム液で処理すると、描いた部分だけに絵の具がのるようになるそうです。 そして、専用のプレス機で紙に写し取り制作されます。
クレヨンのかすれや、グラデーションもそのまま紙に写し取れます。元々、大理石を使ったので≪石版≫とも言われ、版の型式で分類すると「平版」になります。

名前だけなら聞いた事のありそうな、オフセットやコロタイプも平版です。
特徴は、簡単に言ってしまえば、手書きの作品に一番近いという事でしょうか。 作家の感性がダイレクトに表現され、版画制作にあたり技法的な制約がとても少ないので、版画らしくない版画かもしれません。

●財布の中から、じっとこちらを見つめている夏目漱石や福沢諭吉。 実はお札の原版は銅版なのです。
つるつるに磨かれた銅の板に、鉄筆で直接描いてキズをつけたり、薬品で腐食させてキズ(細かなデコボコ)をつけていきます。
この版全体にインクを着け、その後 きれいにインクを拭き取ります。でも、銅の板についたキズの中にはインクが残ってしまいます。この状態で用紙の上に乗せ、強くプレスをして版上に描かれたものを写し取ります。
出来あがった版画の絵の際をよく見てください。絵の回りをぐるっと取り囲むように、空押しのへこみが出来ていませんか。これ版画に使った銅の板の形なんです。

最大の特徴はなんといっても細かい線描。 偽札封じに この細かさが役立つのです。
そして 銅版画独特の色、特に濃い目の色を基調とした背景の色。画面全体に細かなキズを無数につけて作るので、何とも言えない「ゆらぎ」のある 深い色になります。
幻想的は色、細かな描写、ご自身の部屋の小さな空間を飾るコレクターアイテム的な存在です。

●現代作家の版画では、絵の余白に鉛筆で作家自身のサインと作品タイトルが書かれているのが普通です。
また、多くの場合に28/150といった分数が書かれています。これが限定番号(エディション)です。

分母(この場合150)は制作された作品の総数で、分子はその作品の通し番号を示します(この場合28)。
しかし、この作品が28番目に作られたという訳ではなく、便宜的にたまたま付けられた数字です。たまに10〜20番位が一番うまく仕上るとか、数字が若ければ若いほど作品の出来がよいとお思いの方が多いようですが、そのようなことはありません。

通常版画制作は、すべての作品に1色ずつ刷り込んで行きますので、すべての点で一番初めに出来あがったとか最後の作品だとかということはありません。刷り上がった作品の内で、作家自身が納得した作品だけにサインをし、制作枚数を限定した場合に限定番号をいれるのです。ですから1/150も150/150も当然同じく取り扱われますし、市場の評価も同じなのです。

また、この限定番号の代わりに、Ap(アーティスト・プルーフ/E.A.も同義)やH.C.(非売品)と書かれた作品もあります。
これらは一般的には、作家用の保存作品などのことで、刷られる枚数は限定部数の10%程度までです。
ほとんどの場合、通常の作品と同等に扱われますが、試し刷りとしての性格の強い作品もあります。

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