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浮世絵復刻版 ukiyoe reproduction

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作品は全部でUF1〜UF90までございます。

お薦め
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UF10 甲州三坂水面(浮世絵復刻版 葛飾北斎)サイズB4 価格10,800

在庫切れです(SOLD OUT)

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UF10〜UF14

このマークは店長お薦め作品です。

甲府から甲府街道を江戸へ向かって発つと、最初の宿場が石和である。その石和から分かれる山間の道(御坂新道)を南東へ向かい、三坂(御坂)峠にでると、眼下には富士五湖のひとつ河口湖がひろがり、秀麗な富士峰の全貌が真近に迫って見えてくる。山間に閉ざされた視界が急にパノラマ的展望に拡大される峠での休息こそ、徒歩で旅する往時の人たちにとって、何よりの楽しみであったろう。富士と湖とさらには湖上に映る逆さ富士の奇観にぶつかる御坂峠での感動的な眺望を、この連作におさめない手はない。
しかし、富士の実像と、湖面にうつる逆富士の虚像との関係について、北斎の理解は明らかに合理性に欠けている。岸を軸に正対すべき二つの像は左右にずれ、その形態や山肌の表情も大きく相違しているからだ。目の前にある景観を虚心にみつめ、写し、完成画へとまとめるといった純然たる真景図としての風景画は、もともと北斎の関心事ではなかったとはいえ、画面の示すところは少しく奇異にすぎるといえよう。
(浮世絵大系 集英社より)

在庫切れです(SOLD OUT)

UF12. かすみが関(浮世絵復刻版 歌川国芳)サイズB4 価格10,800

東都名所

歌川広重(HIROSIGE)1797〜1858
UF13. 日本橋・朝之景(浮世絵復刻版 歌川広重)サイズB4 価格10,800円
名城と名山はれて江戸の春
 お江戸日本橋の朝立ち、はさみ箱と毛槍を先頭に渡ってくる大名行列。八百八町の屋根は目覚めかけたばかりで、半鐘の櫓がひっそりと朝やけの空にみえる。気息をととのえ、これからの百里の道を西へ向かう。行列の前に大木戸も左右にひらかれ、魚河岸で仕入れたばかりの魚屋たちもあわてて道をさける様子。朝のすがすがしい空気と、長途の門出の気宇をみせて、開巻第一、心にくい作品である。画面の奥から見る者へ正面から迫る構図は五十五図中これのみ、それだけ印象が強い。広重はこの“日本橋”に筆
を下すまで、おそらく、何度も意に満たず破りすてたことであろう。それほどこの図は緊張した画面である。しかし、右手に、たがいに嗅ぎあう犬を描き、画中の神経をほころばせる。俳諧の心というべきであろう。空に青雲の欠けた後版で、傍印が“行列振出”となっているものがある。多数人物を配した異版もあるが、すでにこの緊張は失われている。(浮世絵大系 集英社より)
UF14.箱根・湖水図(浮世絵復刻版 歌川広重)サイズB4 価格10,800
 険峻な岩肌を見せた山あいの道をゆくのは大名行列である。笠のかたむけ方からいうと湖畔へ降りてゆくところかもしれない。遠くに真っ白な富士が見える。風はつめたくきびしいのであろう。風景もすみずみまでくっきりしていて澄んでいる。そういえば山肌も枯色が多いようだ。この名作が広重の構想画だといえば、それまでだが、やはりどこか実景にひかれてのことではないか。しかし旧東海道を歩いたかぎりでは、この角度に湖と富士がみえ、このような山がそびえているところがない。何度も箱根を広重は描いたが、この構図では唯一のものである。しかし、
湖畔の箱根町から箱根七湯をたどる古いかまくら街道へ登ってゆけば、道は曲折するごとに湖も左手に低くなる。目の前には円頂の駒岳があり、右には二子山。道はその間へ高くなってゆく。いくつかの実景印象をとりあつめたにしろ、ともかくこの構図の迫力の根底には、広重が初めて箱根を超えた時の実感がこめられていると思われる。
(浮世絵大系 集英社より)

歌川国芳(KUNIYOSHI)1797〜1861