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浮世絵復刻版 ukiyoe reproduction

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作品は全部でUF1〜UF90までございます。

うねりのきつい海上に、遠く近く漁船を浮かべ、中景の浜辺には塩田にたち働く人々を蟻のように小さく描きこむ
そしてその上、たなびく霞とあいた愛鷹山の奥に、まだらに雪を残した富士の霊峰が、美しい弧線の稜線を引いて青々とした姿を見せる。
いうまでもなく、田子の浦は、万葉以来の歌枕として名高く、ことに海上から富士を仰ぎ見た山辺赤人の歌” 田児の浦ゆうち出でて見れば真白にぞ不二の高峰に雪は零りける ” は、のちにやや改作されて百人一首にも選ばれ、私たちにとってごく親しく耳慣れた古歌となっている。ここではさらに大中臣熊宣が” 田子の浦にかすみのふかくみゆる哉もしほの煙立つやそふらんと詠んだ歌意などもあわせ汲み、歌枕田子の浦の景を当世風にアレンジしてみたのだろう。表題の”略図”をやつしの図”とも読むことのできそうな、古典和歌の歌意を見立て、やつしたという要素の濃い一図である。
(浮世絵大系 集英社より)
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UF9〜UF19

このマークは店長お薦め作品です。

UF5.上総ノ海(葛飾北斎)サイズB4 価格10,800円
北斎は、船や橋などの機構に強い関心を示し、それの構造の精密な描写を好んで求める傾向があった。読本、“ 飛騨の匠物語 ”に生彩に富む挿絵をものすゆえんもこの辺りに一因があった。全国の名橋に取材した“ 諸国名橋奇覧 ”という連作もあり、船への嗜好も、本図と同じ大形の外洋船をくりかえし“ 百人一首うばがゑとき・藤原繁行朝臣 ”にも登場させている一例をあげれば、煩瑣な作例を列挙するまでもあるまい。菊池貞夫氏によれば、これらの図で北斎が描いた海洋船いわゆる千石船の構造は、和船の研究家を驚嘆させるほどの精確さを備えているという。
(浮世絵大系 集英社より)

在庫切れです(SOLD OUT)

在庫切れです(SOLD OUT)

満々と水をたたえた玉川に、画面中央を斜めに横切らせた、大胆な構図をとる。対岸近い水部にほどこされた藍のぼかし摺りがひときわ爽やかに目をとらえ、その作りなす帯状の色面は、水波を空摺りで表す明るい流れの部分から手前の提へとリフレインされてゆるやかな、メロディックな波紋を、しみじみと画面に流し奏している。川を渡る一艘の荷舟は舳先をもたげて、まるで、たなびく霞を通り越し、そのまま富士の高嶺へと乗り上げてゆくのようだ。
北斎は、水の画家、波の画家として評価が高い。“ 北斎漫画 ”で“ 寄浪・引浪 “の両態を描きわけ、また” 阿波の鳴戸 “では、渦巻き、くだける複雑な水の戯れを、いきいきと活写してみせた。さらには、すでにみた” 神奈川沖浪裏 “の激情的表現や、曲折して流れ下る早瀬を流動感もそのまま伝える” 千絵の海・甲州火振 “とさまざまな水波のバリエーションを思うがままに描いてみせてくれた。この図に示す大河の悠揚せまらぬ水紋もまた、北斎ならではの見ごたえのある描写となっている。
(浮世絵大系 集英社より)

在庫切れです(SOLD OUT)

UF6.甲州三島越(葛飾北斎)サイズB4 価格10,800
三島越とは、甲府から御坂、富士吉田を通り、籠坂峠を越えて御殿場から三島へ抜ける道をいう。途中河口湖や山中湖湖畔も通るが、この図は、甲斐と駿河の国境籠坂峠あたりの起伏に富んだ尾根道から富士を望んだところであろう。
画面の中央にひときわ高い巨木が直立し、その根元近い幹のまわりには、数人の旅人が両手を広げてはりついている。巨大なものに接して驚き感動した心を直接で表し、確かめようとする子供じみた仕草は、旅中ならではの楽しい解放感がなせるわざであろう。このような人物に目をとめる画家自身にも、ゴムまりのようにはずむ快活な旅の心がなければなるまい。この図が北斎の体験からうまれたものであろうことは、ほとんど疑う余地がない。谷間から、また山麓から湧き上がる夏雲、山頂にまきつく笠雲など、雲の描写も類型を脱して実感的である。
(浮世絵大系 集英社より)
UF7.深川万年橋下(葛飾北斎)サイズB4 価格10,800
本所、深川のゼロメートル地帯では、いざ洪水というときに流されることのないよう、両岸から石垣を積み、橋を高く架けて非常の際に備えた。その中でもとろわけ高いということで名付けられたのが、中川と隅田川とを通ずる運河小名木川の高橋で、ここに描かれる万年橋はその一つむこう、隅田河口に架けられる橋であった。
すでに北斎は、平仮名落款の洋風版画“たかはしのふじ”において橋桁の間に富士を覗くという本図と似た趣向を試み、中景に当の万年橋を描きこんでいる。そこでは、透視遠近法を誇張した浮世絵的描写になる両岸と、雑多な視点から恣意的にとらえられた点景物との間に、奇異な不協和音が荒削りなまま残されているが、本図においては、そうした遠近法の不消化もかなりの程度自然らしく修正されている。股ぐら覗きにも似たこうた視点の設定は、ただに奇想に発するというのみでなく、葛飾の住人北斎が日常目馴れた体験のうちにおのずと得たものであったのであろう。(浮世絵大系 集英社より)
UF8.東海道江尻田子の浦略図(葛飾北斎)サイズB4 価格10,800円
UF9.武州玉川(葛飾北斎)サイズB4 価格10,800

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